外出自粛 〜だからこそウォーキング

健康の話題

緊急事態宣言の出た都府県では外出の自粛が強く要請されています。これ自体は感染拡大の防止のため必要な事ですので仕方がありません。しかし、一体いつまで家の中にこもっていなくてはいけないのか、出口が見えない状況が辛いですね。実はこの外出自粛が、健康に悪影響を及ぼしているようで気になります。

私の働く病院も緊急事態宣言の適応されたエリアにあります。外来では糖尿病の患者さんも多いのですが、その方たちの検査データが軒並み悪化しています。糖尿病はHbA1cという血液データで評価を行っていますが、3月以降に行った検査では多くの方で数値が上昇しています。私の印象では、程度の差はあるものの7〜8割の方は悪化しているようです。患者さんたちに聞くと、ほとんどの人が「運動不足になっている」とのことでした。日本でも本格的に感染が広がり始めた2月末〜3月初旬以降、家から出ない生活をしているのだそうです。以前は行っていた散歩も止めており、ほとんど歩かなくなっているそうです。こうして多くの糖尿病の患者さんは運動不足になり、コントロールが悪化している訳です。
一方、高血圧の患者さんでは、悪化した人、改善した人、変わらない人とまちまちで、現時点では影響は未知数です。運動不足の影響はあるのかもしれませんが、暖かくなって血圧は下がっていく時期ですので評価は難しいでしょう。ただし、運動不足で太ってしまうと血圧には悪影響ですので要注意です。血圧測定だけでなく、体重もチェックしておくことをお勧めします

さて、緊急事態宣言は5月連休明けまでとなっていますが、さらに延長される可能性はあります。延長はされなくても外出の自粛要請はしばらく続くでしょう。このまま運動不足が蓄積していくと、新型コロナウイルスに感染しなくても健康を害してしまう可能性があります。この健康とは体だけでなく精神面においてもです。長期戦を覚悟して、運動不足にならないよう対策をしていく必要があります。
外出の自粛ですがその目的は2つあります。1つは人の集まる場所などでウイルスが拡散するのを予防する事。もう一つは流行地域から人が移動して、非流行地域にウイルスを運ばないようにする事です。ですから、「自宅の周辺」で「人が居ない場所」へ「1人ないし家族だけで」なら出かける事は問題ありません。外出自粛を拡大解釈して、家から出るだけで「けしからん!」と勘違いしている人も居るようですが、それは違います。近場の人の少ない道を選んでウォーキングする分には何の問題もありません
あまりゆっくりですと運動効果が低いので、少し体が暖かくなる程度のペースが良いでしょう。無理に走らなくても大丈夫です。時間は最低15分、できれば30分以上は欲しいです。毎日が理想ですが、天気の悪い日には無理せず休みましょう。途中で買い物をしたり人に会ったりしなければ基本的にマスクは不要です。貴重なマスクは無駄遣いしないことをお勧めします。だたし、マンションのエレベーターに乗らないと外に出られないような状況の方は、マスクを使用したほうが良いかもしれません。そのような場合、短時間でマスクを使い捨てはもったいないので、布製を洗濯して使うのも良いでしょう。
特に感染者の多い地域の方は、不特定多数の人が手を触れるもの、例えば手すりやドアノブ、エレベーターのボタンなどにはできるだけ触らない方が良いでしょう。どうしても触らないと家から出られないようでしたら、ハンカチやティッシュなどを持参して、それを介して操作すると安心です。

大変な状況はまだしばらくは続くと思われますが、いつかは終わりが来ます。それまでの間、できるだけ体のコンディションを崩さないように気をつけて乗り切りましょう。

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